サイフォンろ過器の布フィルター交換の方法とタイミング

      2019/06/17

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サイフォンろ過器の布フィルター(ろ過布)の役割とは?

今回は『サイフォン』のろ過器で使用している『布フィルター(ろ過布)』の交換方法とそのやり方について解説していきたいと思います。

まず、『フィルター』と『ろ過布』の役割について解説しますね!

『サイフォン』の仕組みを簡単に説明しますと、『ロート』内に入れたコーヒー豆が、『ロート』内に上がってきたお湯に触れることで、コーヒーを抽出します。

そして、今度はお湯が落ちていくのですが、この時にコーヒーとコーヒー成分を抜かれた豆のカスを分けるのが『フィルター』と『ろ過布』の役割というわけです。

毎日サイフォンを使ってると、『フィルター』の布の部分『ろ過布』の色がどんどん黒っぽくなっていくことに気が付くはずです。

『サイフォン』は一度コーヒーを抽出したら毎回『フィルター』と『ロート』を水洗い、『フラスコ』をお湯で洗うのですが、『フィルター』に関してはどんないに洗っても新品のような真っ白な状態には戻りません。

これは、微細に砕かれたコーヒー豆の粒子やコーヒー豆の油分が『ろ過布』に付着したもので、水洗いしたくらいでは取り除くことが出来ません。

だからといってコーヒーを淹れる度に、毎回『ろ過布』を交換する必要は全くないのですが、使用していく内に汚れがどんどん蓄積していき、色が真っ黒になります。

すると、『ろ過鵜の』の目が詰まってしまい、コーヒーが『ロート』から落ち切る時間が延びたり、汚れによる雑味が加わって美味しいコーヒーを作ることが出来なくなってしまいます

また『ろ過布』の中の『フィルター』部分にもこのコーヒー豆のカスが付着するので、この汚れもコーヒーの味に影響を与えます。

ですので、『ろ過布』を定期的に交換したり、『フィルター』を洗浄したりして器具の状態を正常に保つことが必要になってくるわけです。

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サイフォンのろ過布の交換方法とタイミングは?

それでは、『ろ過布』はどのくらいの期間を使用したら交換すればよいのでしょう?

『フィルター』はどのくらいの周期で洗浄すればよいのでしょうか?

 

お店によって一日にコーヒーの抽出する回数やフィルターの個数が違うので、一概に「コーヒーを○回抽出したから交換!」とか『○日間経ったら交換』というようには言えないのですが、目安を決めておくことは必要です。

 

私のお店では半月に1回のペースで『ろ過布』を交換しています。

コーヒーが一日で120杯出て、サイフォン用の『ロート』が12個あります。

『フィルター』は24個あって、12個を『ロート』に取り付けて使用し、もう半分はお休み。

翌日はお休みしていた『フィルター』を使用し、前日に使用した半分はお休み。

というように一日おきに使用しています。

 

どうして『フィルター』を『ロート』の倍の数用意しているか説明しますね!

仮に『フィルター』が『ロート』と同じ数だった場合、営業中に交換する際に実質半分の数の『ロート』で対応していかなければならなくなるんです。

12個のうち6個の『フィルター』の『ろ過布』を交換している最中は、残りの6個でコーヒーを抽出しなければならないということです。

『ロート』と『フィルター』はコーヒーを抽出する度に水で洗浄しなければならないので、コーヒーの注文がたくさん入ると、スムーズに対応しきれなくなり、お客様をお待たせしてしまう可能性が出てくるんです。

しかし、これは必須事項ではないので、『ロート』と『フィルター』が同じ数でもお店の運営に支障をきたさなければ問題ないと思います。あくまで参考になさって下さいね。

 

確認すると、一日にコーヒーが120回抽出されて、『ロート』が12個、『フィルター』が24個、『ろ過布』の交換周期は半月です。

抽出回数に直すと、

 

120杯×15日間÷24個=75回

 

ですね!

『フィルター』1個当たりの抽出回数が100回には届きませんでしたが、これだけ抽出すると『フィルター』はかなりコーヒー色にそまって黒くなりますね。

 

それでは、『ろ過布』の交換方法を解説していきます。

『ろ過布』はそれ自体に内蔵されている糸で『フィルター』に縛り付けてあるので、まずその糸をハサミで切りましょう

『フィルター』をひっくり返して裏側を見ると、『スプリング』や『フック』が付いている部分があるので、そこから『ろ過布』をめくると糸が見えるはずです。

糸を切ると『ろ過布』が『フィルター』から外れます。

 

次に『フィルター』を洗浄しましょう。

ボウルや鍋のような容器に『ろ過布』を外した『フィルター』を入れ、熱湯を注ぎます。

そこへ酸素系漂白剤を入れて10分間ほど浸けて、『フィルター』にこびり付いた汚れを浮かせます。

汚れが取れたら、『フィルター』を流水でよく洗浄します。

 

『フィルター』の洗浄が終わったら、新しい『ろ過布』を取り付けましょう。

新しい『ろ過布』を置き(表裏があるので注意して下さいね!)、真ん中に『フィルター』が来るように置きます。

『ろ過布』には円を描くように糸が入っているので、『フィルター』が真ん中からずれないように糸の両端を引き、『フィルター』に『ろ過布』を巻き込みます。

糸が緩まないように両端を型結びして固定します。

余分な糸をハサミでカットしてあげれば取付完了です。

 

『ろ過布』を『フィルター』に取り付けたら、鍋に入れて一度煮沸します

 

どうして煮沸するのかと言うと、『ろ過布』がまだ熱湯に触れたことが無い状態なので、お湯に慣れさせるのと、細かいゴミやカスを取り除いたり消毒する必要があるためです。

煮沸しないまま『フィルター』を使用すると、熱湯をはじいたり、コーヒーにカスなどが入ってしまう恐れもあるので、必ず煮沸するようにしましょう!

 

ろ過布とフィルターの日々のメンテナンスのやり方を解説!

『ろ過布』の交換と『フィルター』の洗浄について解説しましたが、日々のメンテナンスはどのようにやのでしょう?

毎日のメンテナンスはとっても簡単です。

 

まず、使い終わった『フィルター』を『ロート』から取り外し、鍋に入れます。

『フィルター』がきちんと浸るくらい水を張り加熱していきます。

鍋の水が沸騰したら、吹きこぼれないように注意しながら3分ほど煮沸消毒しましょう。

煮沸消毒が出来たら、流水で洗い流し冷却します。

タッパーなどに『フィルター』を入れ、浸るくらいまで水を張り冷蔵庫で保管しましょう。

これで完了です。

 

私の運営するお店のスタッフはとても手際がいいので、10分もあれば完了させていますね!

『ろ過布』の寿命を延ばしたり、美味しいコーヒーを淹れる上で大切な作業なので、面倒臭がらずに毎日煮沸消毒して下さいね

 

 

以上、サイフォンの『フィルター』に関するメンテナンスについて解説しました。

初めは『ろ過布』の取り付けにてこずったりすると思いますが、一度やってしまえば覚えられると思います。定期的にメンテナンス

を実施して、美味しいコーヒーを淹れて下さいね!

 

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