英語が話せなくても都内のカフェでバイトは可能か?(現役店員の声)
都内のカフェには外国人がいっぱい?
都内のカフェでアルバイトをしようかどうか迷っている方の中には、
「私は英語が話せないから、海外のお客さんが来たら困ってしまう。」
と考えている方もいるようです。
都内と言っても、23区外はあまり海外の方は来店されないように私は感じます。
私の運営するお店は23区外にあるのですが、本当に極まれに海外のお客様がご来店されます。
しかし、ほとんどの方は日本語をきちんと話すことが出来る方ばかりなので、英語が話せなくて不自由に感じたことはありませんね。
観光地のような多くの人が集まる場所の近くにあるお店は状況が変わってくるかもしれませんが、「英語が話せないから恐い。」と尻込みする必要はないと思いますよ。
問題は23区内の都心のカフェですよね!
英語が話せなくて不安に感じられている方は、都心のオシャレなカフェで働きたいと思っている方が多いのではないでしょうか?
そういった場所には自然と海外の方も観光やショッピングをしに集まってきますし、利用されることも多いと思います。
英語が話せなくても都内のカフェでアルバイトすることは可能なのか?
私は以前、『溜池山王』にあるお店で勤務していたことがあります。
『溜池山王』ってご存知ですか?
『霞が関』、『虎ノ門』、『赤坂』に囲まれた、まさに都心ど真ん中のオフィス街です!
首相官邸もお店から徒歩3分ほどの場所にあって、「すごい場所で働いているんだな」と実感していました。
さて、その時の経験から結論を先に言うと、、、、
「英語が話せなくても大丈夫です!!」
なぜなら全く英語が話せない私が2年半もの間、そちらのお店で勤めあげたからです!
ご来店された海外のお客様からオーダーを受けたり道を聞かれたりetc.
初めの内は私も海外の方から話しかけられると戸惑ってしまいましたが、そんな毎日を送っていると自然と慣れてくるもので、最後の方は物怖じせずにコミュニ―ケーションを取ることができました。
ここで注意しておいてもらいたいのは、私は英語を満足に話すことが出来たわけではないということです。
中には英語を話せないお客様がいらっしゃることもありましたので。(汗)
では、どのようにコミュニケーションを取っていたのかを解説しますね!
都心ど真ん中のカフェで勤務した店員の経験談
まず、誰でも思いつくことが「身振り手振り」でコミュニケーションを取る方法『ジェスチャー』ですね!
「なーんだ。そんなことか。」
と思いますか?
でも意外とバカに出来ないんですよ。
観光に来た海外の人から道を聞かれたことがあるのですが、「この道を真っ直ぐ行って左です。」と説明したかったのですが、「『真っ直ぐ』って英語で何て言うんだっけ?」と困ったことがあります。
そこで、私は道を指さして
「真っ直ぐ行ってー!LEFT!」
と説明したら、何と伝わってしまったんです!
日本語と英語のミックスで伝わるなんて信じられませんでしたが、一生懸命伝えようとすれば伝わるんだなと感じた瞬間でした。
都心のカフェで海外から来たお客様と接していく上で、ひとつ気づいたことがあります。
それは、きちんとした英語は話せなくてもいいので、ゆっくりと大きな声で単語を話せば8割~9割は伝わるということです。
どういうことか説明しますね!
アナタが英語を話せないとしても、いくつかの単語くらいは知っていると思います。
「ブック」とか「シュガー」とか「トレイン」とか。。
ここで、きちんとした日本語が話せないけれども、いくつかの単語は知っている海外の方がいるとします。
彼(彼女)はアナタにこう話しかけてきました。
「ワタシ イキタイ シブヤ ドコ?」
どうですか?
この人が言っている意味がわかりますか?
おそらくこの方は「渋谷にはどうやって行けばいいですか?」と聞いているのだと思います。
これと同じことがアナタの話す単語だけの英語でも起こるということです。
「英語が話せなくても困らないかなぁ?」と不安に思っている方は、完璧さを求めすぎなのだと思います。
英語が話せるに越したことはありませんが、必ずしも学校で習うようなきちんとした英語を話せる必要はないと私は思います。
先日私が観たTV番組では、「日本語を話せる外国人」というテーマで海外の方々を紹介していましたが、皆さん「スシー!テンプラー!トーキョー!」と単語だけしか話せないのに、「日本語を話せる俺ってすごいだろ?」という自信満々な様子でした。
そこまで、自信満々になる必要もありませんが、堂々とコミュニケーションを取ることはかなり有効だと思います。
この『堂々と』というのがポイントですね!
なぜなら、単語のみでコミュニケーションを取る場合、『大きな声』で話すことが必須だからです。
先ほどの、
「ワタシ イキタイ シブヤ ドコ?」
も、ボソボソと小さな声で話されては聞き取れず何を言っているのかわからない=伝わらないのです。
しかし、大きな声ではっきりと言ってもらうだけで意味が伝わりコミュニケーションが取れるようになるんです!
ですので、アナタもカタコトの英語、単語だけの英語で構わないので大きな声で話せば、相手にも伝わりますよ!
以上、英語が話せなくても都内のカフェでアルバイトは問題なく出来るのかについて解説いたしました。
私が勤務していたお店では、健康に気を使っているお客様が多く、「『カフェラテ』や『カプチーノ』を低脂肪乳や無脂肪乳、豆乳で作って欲しい」というオーダーを頻繁に受けました。
ですので、『ローファット(低脂肪)』、『ノーファット(無脂肪)』、『ソイ(豆乳)』くらいの英単語は知っておいた方がいいかもしれませんね!
アナタが実際に接客する海外のお客様も人間ですので、こちらが完璧な英語を話せなくても一生懸命伝えようとすれば必ず伝わりますよ!
働こうかどうか考えている方は、あまり考えすぎずにアルバイトの応募をしてみて下さいね!